私が息子にスマホを持たせたのは、中学一年生になるタイミングでした。
小学校卒業前後に周囲のお友達から
「スマホを買ってもらった」
という話をちらほら聞いてくるようになり、息子も
「うちはいつ買ってくれるの?」
と、買うことを大前提として聞いてくるようになりました。
キッズ携帯は、中学になると、ちょっと不便
息子はそれまで、小学校3年生頃に購入したキッズ携帯で親や友人と連絡をとりあっていました。
が、親とキャリアが違うので、
- 位置情報の確認ができなかったり
- 親子間でも通話代がかかったり
と、親としてもスマホにした場合のメリットも感じていました。
ゲームでLINEができるようにする必要もありました。
さらに、息子は中学入学後は、電車にのって遠方に通学する必要がありました。
パソコンを使って、友達と自宅でオンラインゲームをやる際に、LINEの無料通話で会話をしたいというのもありました。
なので、中学校入学をきっかけに購入しました。
中学生のスマホの選び方
当時、私自身が楽天モバイルでアンドロイドの機種を使用していました。
なので、同じようなもので、とイメージしていたのです。
が、息子は周りの友達が皆iPhoneなのでiPhoneにしたいといいました。
正直
「スマホデビューがiphoneって、高いし贅沢だなぁ」
と少し抵抗がありました。
ですが、ひとまず家電量販店の携帯コーナーに見に行ってみると、ちょうどiphoneSE第二世代の1円キャンペーンがやっていました。
キャリアはau
キャリアはauでした。
auでは、スマホデビューの場合は、最初の一年間は月980円で3ギガまで使えるというので、そちらのプランで申し込みをしました。
楽天の容量上限なく2980円で利用できるプランも気になっていました。
ですが、中学生になって使っている今考えると、逆に月あたりのギガの制限があることは良いことです。
月々の容量制限があると、外出先で、無制限にyoutubeを見るようなことが出来なくなります。
今考えるとこのプランでよかったなと思っています。
親も同じ機種の方が、ペアレントコントロールなど、何かと使いやすいかと思い、私も一緒にiphoneにしました。
私は白、息子は黒、と色違いにしました。
スマホを買ってきた後のこと
さて、スマホを買ってきた後ですが、私自身は
「すぐに渡さずにこまやかに約束事を決めよう」
と漠然と考えていました。
しかし、一秒でも早くスマホを手にしたい息子はこちらが
「一日2時間までね、勉強も平日は30分、休日は1時間しないと取り上げるよ。歩きスマホは禁止だよ。」
と思いつくままに色々話しているのもほとんど真面目に聞かず
「はいはい、もちろんもちろん。それでオッケー」
と非常に軽い感じで承諾した様子でした。
そして、まんまと簡単にスマホを手に入れてしまいました。
スマホの制限は?
iphoneのスクリーンタイム機能を使って、一日の利用時間や、使える時間帯を設定していました。
が、最初の数日こそ守っている様子でしたが、だんだん、どうも長時間使用している気配が感じられてきました。
何かおかしいと思って様子を見てみました。
すると、友達との連絡には不便がないようにと制限をかけていなかったLINEアプリのノート機能を使って動画URLを送っていました。
そこからアクセスしてyoutubeを長時間見ていたので制限がかかっていなかったのでした。
そんなことをしていてはルールを決めた意味がないと話し、LINEから動画を開くことができないように設定しました。
そうしたのもつかの間、また数日経つと長時間動画を見ているようでした。
問い詰めたところ、制限時間の残りあるうちにyoutubeを画面録画し、制限のかかっていない写真アプリを利用してみているようでした。
さらに、この方法であればインターネット接続の必要もありません。
なので、ギガも減らないという、息子にとっては一石二鳥の素晴らしい方法のようでした。
約束を破ったのでiphoneを取り上げるというと、
「今日友達から明日のことで連絡があるからLINEが見られないと困る」
と泣きつく息子。
それでも取り上げてしまえばいいのです。
が、新しく中学校生活が始まり、やっと仲良しになってきた友達との関係に亀裂が入るのは、かわいそう、などとつい思ってしまい、
「次に破ったら取り上げるよ」
と甘い対応で渡してしまいました。
現在のところは、制限時間内で使用しているように見えます。
が、どこかに抜け道があって、私の知らないところで長時間見ているかもしれないという疑いの目は常に持っています。
またしょっちゅう
「制限時間をもっと増やしてほしい。周りは制限なんてついていない。俺だけだ。」
と交渉してくるのも、地味にストレスです。
これからスマホを中学生のお子さんに持たせる方へ
これからスマホをお子さんに持たせる方には、スマホを手渡す前に絶対にやった方が良いことがあります。
それは、
細かくルールを決め、破ったらどうするか?
というところまでの話し合いです。
子供は、ルールは守れません。
誘惑に弱いです。
スマホの時間が長くなると、かならず勉強はできず、成績は良くなりません。
またiPhoneなどで用意されている機能で制限時間をかけたとしても、たくさんの抜け道ができてしまいます。
可能であれば、専用の制限アプリか、制限機能のあるスマホにした方が良いです。
本当に、子供がスマホで遊びすぎます。
中学生になって、「宿題やりなさい」と叱り続けるのは、結構なストレスです。
抜け道のない制限をかけて、やることをやらないといけない状況を作ってあげるのが良いと思います。
もし今私がスマホを渡す前に戻れたとしたら、我が家ももっと細かくルールを決めて、紙に一つ一つ書き出して壁に貼り付けておきたいです。
また、幸いわが子は、まだ友人同士のスマホトラブルはなさそうです。
が、聞く話では
- LINE上で悪口をいったり、
- グループラインから追い出されたり、
- 許可なく人の写真を載せたり
などのトラブルを聞きます。
なので、
定期的にスマホの中をチェックするよ
という約束も親子でしておいたほうが良いと思います。
中学生にスマホを持たせるのは良いこともある
ただデメリットばかりではなく、位置情報など親として便利な機能も確かにあります。
小学生の頃は帰りが遅いと、
「今どこにいるの?何時に帰ってくるの?」
とキッズ携帯に頻繁に連絡をとっていました。
が、中学に入ってからは、あまり干渉はされたくないだろうと思います。
ただ、どこまで出かけているのか、そろそろ帰ってくるなら夕食を作っておこう、などと位置情報を使って確認するのは、私自身もよく利用しています。
また子供自身にとっても、友人とLINEで簡単に連絡をとれるのは役に立っているようです。
翌日の持ち物を確認したり、休みの日に遊ぶ約束を気軽にしたりと、友人との絆を深めるツールとして使いこなしています。
また親としてはあまり望ましいとは思えないのですが、長時間、電車通学するので、電車内でスマホで友達とゲームをしたり、音楽を聴いたりと、通学時間を活用するためのツールとしても活用しているようです。
親子でルールを決めて、気持ちよく健康的にスマホを使用していけたらいいなと思います。
ただ、子供なので、やはり誘惑には弱いです。
TOMEモバイルのように、制限をしっかりできるアプリが入っているスマホがあると安心して、スマホを渡すことができると思います。
前の投稿:「中学生のスマホの選び方、サービス、注意点」を我が家を例に紹介。
中学生にスマホを持たせる前にルール作りをしっかりと!中学生の子供のスマホに必要なのは、LINEだけかもしれません。 :次の投稿