2017 01 18
スキンケアでよく名前を聞くようになった「シアバター」とは?
多くの女性たちの間で話題となっているスキンケアアイテム、シアバター。お肌がしっとりする、すべすべになるなどの口コミが広がり、多くの愛用者が存在しています。
そんなシアバターは一体どんなものなのかをご存じですか?シアバターとは何からできているのか、具体的にどんな効果があるのかについてご紹介いたします。
シアバターとは
シアバターは、アフリカの国々に広く生えている「シアの木」という樹木のタネからとれる、保湿性の高い植物性油脂です。自然由来の保湿アイテムということで、安心安全なスキンケアクリームとして知られています。
常温のもとでは固形、肌に触れると溶けてオイルのようになることから、バターという名称が付いています。
シアの木があるアフリカ地域では、シアバターは薬として昔から活用されてきました。保湿だけでなく、やけどの治療から日焼け止めなどにも使われているようです。
シアバターの成分
シアバターのおもな成分は、ステアリン酸やオレイン酸です。これらはヒトの皮脂と類似しており、お肌に浸透しやすくしっとりとさせる効果が長続きする特徴があります。ステアリン酸は抗酸化作用に優れており、肌を保護する働きもあります。
オレイン酸もお肌に浸透しやすく保湿力が持続します。
ほかにも、さまざまな微量美容成分が含まれており、お肌トラブルの改善や乾燥肌の予防、カサカサになってしまったお肌を再生する力、美肌効果のある成分もあります。
シアバターの効能
保湿効果
保湿力が高く、持続性かあります。水分をお肌にしっかりと閉じ込めてくれるので乾燥知らずです。
老化防止
抗酸化作用のある成分やビタミンEを含むことから老化防止にも効果的とされています。
日焼け予防
紫外線から肌を守る働きもあり、日焼け止めとしての効果も期待できます。
シアバターの用途
保湿スキンケア
少し温めてやわらかくしてからお肌に塗ることによって長時間しっとりとします。全身に使うことができます。
日焼け止め
外出時に日焼けしたくない場所に塗ると紫外線からお肌を保護してくれます。
ヘアケア
温めてやわらかくしてから傷んだ髪に塗布します。ベールをかけて補修してくれます。毛先を中心にすり込みます。
シアバターの匂い
天然由来の植物性油脂なので、オリーブオイルのような香りがします。
シアバターとロクシタンの関わり
シアバターを扱う有名ブランドといえば、ロクシタンです。世界の先駆けとして1989年にシアバターを発売したロクシタン。シアバターとはどのように関わってきたのでしょうか。
ロクシタンの創業者であるオリビエ・ボーサンが世界を旅していた際、1980年アフリカ滞在中にシアの木の存在を知ります。
1980年代から、アフリカ・ブルキナファソの女性たちのシアバターの伝統的な製法を継承し、上質なシアバターを製造してきました。2006年にはロクシタン基金が設立され、ブルキナファソの女性たちのために世界最貧国の女性たちに自立支援をしてきました。
未精製のシアバターの特徴
未精製のシアバターは、精製され白くなったシアバターとは違いベージュカラーをしており、匂いも濃厚です。未精製のシアバターにはオレイン酸、ステアリン酸、カロチノイド、トコフェロールを含む美容成分が豊富で、精製したものより高い保湿力があります。
シアバターを使ったハンドクリーム
ロクシタン シアハンドクリーム
ロクシタンのナンバーワン人気アイテムです。リッチなうるおいを与えてくれます。やめらかで塗り込みやすいクリームがふっくらとした肌を作り、優しい香りが心まで癒してくれます。
無印良品 シアバターハンドクリーム
肌に塗り込んだ瞬間すぐになじみ、しっとり感が長続きすると人気のアイテムです。柑橘系のさわやかな香りに惚れ込んでしまう人も多いよう。
シアバターを使った化粧品
生活の木 シアバター化粧下地クリーム
ふわっとしたクリームを下地として塗り込めば、ファンデーションのノリも良くなり、エアコンなどの乾燥にも負けずうるおいを保つことができます。
ロクシタン シアリッチリップバーム
みずみずしい唇をつくり、乾燥や紫外線からも守ってくれるリップクリームです。口紅の下地としても使えるすぐれものです。